第九*更新

 

今日は春分。昼と夜の長さが同じになる日。

日本ではお彼岸の中日です。

 

今日の13時頃に春分を迎え、晴れて占星術的には宇宙元旦ということになるらしいですが、色んな暦を使っていると沢山の年末年始を段階的に迎えるから面白いものです。

 

グレゴリオ暦のお正月から始まって、節分を経ての旧暦の元旦、そして春分の宇宙元旦。日本では元々、春に年度替わりの大きな区切りを設定しているので、春分から春にかけてのこの時期が案外一年の中で一番「節目」を感じる人が多いかもしれませんね。

 

ちなみに古代マヤ暦をもとにした13の月の暦の元旦は7月26日。

 

そんなわけで、13時までは大晦日ということで、大晦日といえば「第九」だなと、また脈絡無く連想してみました。

 

「第九」といえば、何年か前に立川志の輔さんの落語を原作にドラマ化された「歓喜の歌」を思い出しました。ママさんコーラスが発表会で第九を歌うまでの物語。人間臭くてあったかいドラマなのですが、最後の第九を合唱する前の指揮者役の故・大滝秀治さんの台詞がとても印象深く感動的だったので、ちょっと引用したいと思います。

 

「『第九』は元々シラーの詩に感動したベートーベンが曲をつけました。そのなかにこんな一節があります。『よろこびは、わたしたちにキスとぶどう酒を与えた。そして、死の試練を乗り越えた友も。』」

 

どうですか?なんかいいですよね。

 

劇中、歌われるのが「第九」や中島みゆきさんの「時代」。みんなで声を合わせ声高らかに歌を歌いあげるあの一体感と高揚感がなんとも爽快です。パワフルにエネルギッシュに一気に魂ごと解き放つ共振と振動の倍音の世界。合唱ってホントいいですよね〜。学生時代、合唱の発表会がすごく好きだったのを思い出して、思わず一緒に歌いだしたくなりました。歌を歌うっていいな〜、人間には歌うことって必要だよな〜、、ってしみじみ思いました。

 

不思議ですよね。歌って。

「何か」がダイレクトに届くんですよね。

 

歌が、音が、こんなにも心に響くのは、きっと、言葉以前のもっと原始的な表現方法だったからなのかもしれない。。

 

 一番、シンプルな伝え方。

 

「歌うように」生きていけたらすごく楽だろな〜。

 

 「歌うように」。

 

「歌いだしたくなるように」。

 

「歌い合いたくなるように」。

 

 

春分の日に思い浮かんだキーワード、「歌うように」。

 

音。なかなか面白いかも。

 

ちょっとこの1年、深めてみたいテーマです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    ゆーかり (月曜日, 21 3月 2016)

    大滝さんの言葉カンドーです( i _ i )
    歌うように生きる!って、そう思います。
    ほんと!ありがとうございます。

  • #2

    佐藤右志 (月曜日, 21 3月 2016 18:43)

    ありがとうございます〜!第九っていい歌詞なんだと、このドラマで知りました〜。「歌うように」が、気付いたらミュージカルな日常になってしまったらどうしませう。。(笑)